「Web集客って言ったらSEOで検索順位上げるやつでしょ?」「今まで業者に任せて対策したけど何も成果出なかったよ」等々。
私も一営業マンとして、普段お電話や訪問で中小企業の経営者やWeb担当者の方にお会いさせていただいていますが未だに本当によく言われます。その度に、「あぁ私の話を聞いてほしい」と日々感じています。
だからこそ今回はそんな私の想いを解消するために、クライアントからいただくよくある勘違い6つの勘違い例をご紹介していきます。
目次
勘違い例1:SEOは検索順位が1ページ目・1位にするためのもの
勘違い例2:ブログの更新頻度が高ければ見てもらえる人が増える
勘違い例3:デザイン(お問い合わせフォーム等)を改善すればお問い合わせが増える
勘違い例4:広告にもうお金かけているから対策は要らない
勘違い例5:即結果(検索順位向上、問い合わせ増加)が出ないと意味が無い
勘違い例6:業者に全部任せれば安心
まとめ
勘違いその1:SEOは検索順位が1ページ目・1位にするためだけの手段
「SEO」という言葉を耳にするだけで過敏にネガティブな反応を受けることが頻繁にあります。ただ実際、「SEO」で検索順位を決めるのはWeb業者ではなくGoogleです。特に残念なのは業者に「○○ 東京」で検索ボリューム月100回しかないキーワードに月10万円払っているようなケース。
SEOは「自社サービス等を届けたいユーザーに届けるための手段」であり、上位表示を狙いたいのであれば愚直に良質なコンテンツを継続して生み出すことが手っ取り早いです。
勘違いその2:ブログの更新頻度が高ければ見てもらえる人が増える
SEOやHP制作会社から「SEOの効果のために、ブログを頻繁に更新してください。」と言われているという話をよく聞くことがあります。言われた通りにタイトルを「おはよう」としていたり、別ドメインの無料ブログでやっていたり。
正直、ブログの更新頻度が高いと見られる機会が増える訳ではありません。「ユーザーの求める内容を提供し、更新する。そうすることで魅力あるサイトとなり、被リンクが増えたり、アクセスが増えることによって、上位表示へと繋がる」のです。
「こういった内容であれば興味もってもらえるかな」と想像しながら、ユーザーが検索しそうなワード(=つまり行動)をタイトルに入れて更新していってほしいです。
勘違いその3:デザイン(お問い合わせフォーム等)を改善すれば問い合わせは増える
お問い合わせフォームを見やすいデザインにすることは、もちろん重要な要素の一つです。しかし、お話しさせていただくクライアントの多くは、正直デザイン(UI・UX)を考える前段階である場合が多いと感じています。既存の制作会社からの根拠のないデザイン改善提案ではなく、第一にユーザーが求めるサイト内容に変えていく努力に力の配分を割いて欲しいと感じています。
勘違いその4:広告にもうお金かけているから対策は要らない
シンプルにWebからの集客を考えたときに「SEO」か「広告」かのどちらかです。広告は即効性があり、デメリットは掛け捨てな点。お金を払い続けないと結果は生まれません。
それに比べてSEOは資産になります。デメリットは半年〜時間がかかる点。どちらも一長一短あるので考え次第かと思いますが、お金をかけ続けなくてはいけない広告と資産になるSEOであれば、今後の貴社の成長を考えたときにどちらか一方だけという選択はないと感じています。
勘違いその5:即結果が出ないと意味が無い
Webの対策を行う上で、「すぐに結果が出ないとやらない」と言われることが多々あります。
確かに営利企業として、数字を生み出さないものは負債でしかないのでやる価値がないです。しかし、だからこそ投資と時間の見極めをWebでは持って欲しいと感じます。
規模の大きさにもよりますが、一般的にSEOの効果がしっかりと出だすまでに数か月かかることが前提です。内部対策SEOを行い、コンテンツをしっかりと作り、そのコンテンツを他サイトやソーシャルメディアなどで紹介してもらい外部対策SEOを行うなど、手間と時間がかかります。
何度も繰り返しますが、Webでも楽して上手く行くなんてことはやっぱりありません。
勘違いその6:業者に全部任せれば安心
中小企業の経営者、Web担当の方でもWeb制作会社やSEO会社にすべて投げっぱなしで、実際に今どんな対策をしているかを認識しないまま費用を垂れ流しにしているケースがまだまだ多々あると感じています。
Googleのアルゴリズム変更により、SEO業者に出来る事はどんどん少なくなってきています。「うちは業者に大量に費用を払って対策しているから、様々な魔法・テクニックで利益をもたらす」というおいしい展開はありません。
Webで売り上げを生み出すためにも、自社・自身でWebを理解し受け入れていった上で業者との価値あるサイトの構築をしていってほしいと思っています。
まとめ
いかがでしたか?今回上げた例は、私が普段クライアント様から本当によく言われているような内容をそのままお伝えしています。
本当に上記のような勘違い少しでもなくなることで、少しでもWebで成果に繋がる企業が増え、少しでもユーザーへの良質コンテンツが増えることを期待しています。
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