2015/11/24

ニュースキュレーションの実態を暴く! ~オウンドメディア制作はキュレーションを駆使せよ~

コンテンツマーケティングオウンドメディア飯田健一

始めに

オウンドメディアを制作するにあたって、最も重要な鍵になるのは記事の質と、その質を担保しながら定期的に供給していく事ができるかどうかです。最近ではクラウドソーシングを利用するなどして、大量に記事を制作することに成功している例もありますが、それで質が落ちてしまえば、単に記事が大量にあるというだけで、読了率はそれほど伸びず、SNS等で拡散されることもありません。また、質のいい記事を制作しようとするあまり、コンテンツを考えるのに時間を費やして、3ヶ月に1記事のように最初から供給が少なすぎるのも問題です。この両輪がかみ合ってこそ、オウンドメディアの目的たる良質なトラフィックの獲得と良質なリード獲得につながってくのです。
では、そうした良質なコンテンツを制作するには、どうしたらいいでしょうか。
答えは、情報を多く得るという事です。
ある情報を伝えようとするときには、その情報と最新のトレンドを掛け合わせるなどして記事制作をすると、読みたいというニーズと、独自の情報がマッチして拡散されやすい状況を生み出すことができます。この最新のトレンドを掴むという点でよく利用されているのが、ニュースキューレーションです。
ニュースキュレーション自体がオウンドメディアを断片的にまとめたものですから、オウンドメディアの推進には欠かせませんよね。
そこで、今回はニュースキュレーションはどれを選べばいいのか?でお悩みの方へ、ニュースキュレーションの実態をレポートにしてまとめたジャストシステムの調査データをもとに、ニュースキュレーションの現在の実態をお伝えすると共に、適切なニュースキュレーションの選び方をお伝えします。

ニュースキュレーションの実態
◆最も利用されているのは、yahoo!ニュース


ジャストシステムの「ニュースキュレーションアプリに関するアンケート調査(※1)によると、最も利用されているのは41.1%の利用者がいたyahoo!ニュースだった。

続いて利用されているのは、SmartNewsで22.4%、次いで11.6%のGunosyという調査結果になった。

Yahoo!ニュースがこれだけ多く利用されている背景を調べたところ、新聞社やNHKなどのTOPニュースを素早く収集したい方がよく見ており、さらにはその名前がよく認知されているという事が要因にあります。
またSmartNewsやGnosyとの違いがどこにあるのかを色々な観点で調べましたところ、様々な意見はありますが、やはり「記事の質」にあると考えられます。
Yahoo!ニュースはきちんと新聞社が作成したものを選定して配信しているの対して、SmartNewsやGnosyは様々なネット上にある記事を収集してそれを整形して表示しています。ここに記事の質の違いがあり、ネタを集めたい人はSmartNewsやGnosyを選ぶこともありますが、多くの情報を収集したい層に関しては、Yahoo!ニュースがベストという事になるようです。
そういう意味では、Yahoo!ニュースはキュレーションのようで、キュレーションとは呼べないのかもしれません。
ただし、オウンドメディアの制作にあたってはネタを集めてそのネタを独自の情報と合わせて作成することでバズる仕組みになっているため、どちらが良いとは一概には言えません。
キュレーションアプリの実態を以下にまとめましたので、ご参考にしてみてください。




参考:株式会社ジャストシステム「ニュースキュレーションアプリに関するアンケート調査」
リンク:http://chosa.itmedia.co.jp/categories/marketing/79793

※1:調査は2015年8月18日(火)〜8月19日(水)まで行い、事前の調査で「ニュースキュレーションアプリの利用経験がある」と回答した20代から30代の男女440名を対象に行われた。

ニュースキュレーションの選び方とオウンドメディアへの活かし方




以上の事から、それぞれのニュースキュレーションにおける特徴はお分かりいただけたのではないでしょうか?
では実際にどのようにニュースキュレーションを駆使してオウンドメディアでのコンテンツ制作に役立てていけばいいのでしょうか?

ニュースキュレーションの素晴らしいところは、記事の要約が素晴らしい点です。
例えばLINENEWSでは、記事の見出しをクリックすると3行程度の要約が読めます。
実は他のニュースキュレーションはyahoo!ニュースは前述したとおりロボットを使ってまとめているわけではないためこうした見出しは無いのだが、それ以外のニュースキュレーションには存在しており、さらにLINENEWSが秀逸なのは、なんと、多数のメディア記事を参考にスタッフが手動で作成しているという点です。
多くのロボットを利用した3行要約は引っ張る部分がずれていたりして、いまいち分かりづらいです。
この3行要約を駆使して、まずは自分のオウンドメディアに反映できそうな情報をたくさん取り入れ、さらにリアルタイムでスマホなどでその記事の重要な個所をメモするなどするとキーワードとしてもトレンドに乗ってトラフィックを集める事が出来、さらにはSEOとしてもコンテンツ制作上早い段階でキーワード対策となるため、とても素晴らしいという事になります。
なお、こうして作成された記事は、今度は逆にキュレーションサイトにまとめられて、大々的に拡散されて、大きなトラフィックを生み出します。スマホが普及した現在、ネット検索で情報を収集する人の数は激減してきており、多くの情報取集者ははブラウザではなくこうしたキュレーションアプリからのみネット記事を見ています。
つまり制作及び拡散の流れとしては、以下の通りとなる。

1.キュレーション+独自の情報でオウンドコンテンツを作成

2.SNSで拡散

3.GIGAZINEなどの情報サイトに取り上げられる。

4.キュレーションアプリに取り上げられる


まとめ

いかがでしたでしょうか?
ニュースキュレーションを駆使すれば、オウンドメディアコンテンツの制作も容易になり、
重要な読まれる拡散する記事の制作にも活かすことができます。
あなたはどのニュースキュレーションでオウンドメディア運営をされますか?
この記事を書いた人
浜田 友世
公立はこだて未来大学卒。エスキュービズムに新卒入社。入社後、エスキュービズム・テクノロジーにて製品サイトのデザイン、マーケティングを担当。サイト構成考案、デザイン、コーディングから、ディレクションまでを経験。現在はエスキュービズム通商のマーケティンググループにて、Webだけでなく製品のパンフレットやチラシなどのグラフィックデザインも任されている。
この記事を書いた人
早川 朋孝

上場企業へのCMS提案・導入経験が多数あり、「あかもん」の使い方を120%マスターしている。豊富な運用経験に基づくサポートに自信がある。ワードプレス、MT歴はどちらも10年を超えるがCMSの魅力は「あかもん」のほうが上と確信している。趣味は読書など。


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