2015/11/18

イケダハヤト氏も提唱!オウンドメディアは企業の哲学を感じさせろ!

コンテンツマーケティングオウンドメディア飯田健一

初めに

オウンドメディアでトラフィックを集めて、SEOのテーマ性を向上させて、
自社の製品リードの獲得につなげるという、いわゆるのコンテンツマーケティングは既に大企業を始め順番に中小企業にも浸透し始めており、いまや取り組みはマストになってきています。
しかし、そうなってくると懸念されるのはオウンドメディアを構築して、自社製品にまつわるブログ記事をひたすら書いていればそれで良いのでしょうか?
答えは当然、否です。
なぜなら、それではSEOのテーマ性は向上することもありますが、
いわゆる拡散して読まれるという事がないため、結局トラフィックは集まらないという事態になったり、あるいは一時はトラフィックを集める事につながるかもしれませんが、一番の目的であるリードの獲得につながりません。
では、どのような記事を書けば正解でしょうか?

プロブロガーイケダハヤト氏が語るオウンドメディア


この点、プロブロガーのイケダハヤト氏は以下のように語っています。

「マーケティング的にハウツー記事が最適解なのは、ぼく自身もよく理解しています。けれど、こうしたハウツー記事「だけ」やっていても、面白い媒体になりえないと思うんですよね。せっかく企業が運営するんですから、何か企業なりの哲学やビジョンを感じさせてほしいです。

ハウツー記事はあくまで流入を増やすためのコンテンツの一つであって、そこから先の「色付け」こそ勝負どころです。単にPVを伸ばすだけではなく、「どのようにしてブランドの哲学や、企業としての専門性を伝えていくか」まで、コンテンツで訴求できるよう工夫すべきです。」
参考:まだ東京で消耗してるの?
http://www.ikedahayato.com/20140325/4587839.html

まさにイケダハヤト氏の言う通り、企業の色を出し、企業のブランドを示していく、そういった他にはないオウンドコンテンツを制作することが求められています。
オウンドコンテンツは他にはない記事のため、google+やはてなブックマーク、さらにはFacebook等でシェアされやすい傾向があります。
また、単なるハウツーでも、重複したハウツーはもはやノイズでしかありません。
いかに読者に積極的に読まれ、さらには読了後に読んでよかったと思われるような記事を制作できるかが、重要です。

ハミングバードアップデート以降のgoogle社のSEO


google社が行う検索エンジンアルゴリズムのアップデートにハミングバードアップデートというものがあります。ハミングバードアップデートとは、より検索者の意図をキーワードと文脈だけではなく、その背景も理解した上で、より関連性が高く検索者の意図に的確な検索結果を表示させるというものです。このアップデート以降、SEO対策は大きく変わりました。検索エンジンの当初は、被リンクの数が重要だったSEO対策ですが、その後行われたペンギンアップデートやパンダアップデートといったアップデートにより低品質なサイトの排除やスパムサイトのインデックス削除などが行われ、これに伴い対策したいキーワードをどれだけ多く含める文章を書けるかという事に注力していたSEO業者も多くいました。しかし、このハミングバードによって、検索者の意図を判断するという事になったことから、googleが目指すところというのは、より検索者のために最適な検索エンジンであるという概念がはっきりし、つまり検索者が読みたい記事、検索者にとって有益な記事を上位に表示していくというものへと移っていきました。
つまり、大事な本質は、やはり読んでもらえる、コモディティ化していない記事を、適切な文章で記載することがSEO対策の本質だという事になっていったのです。
このことからも、オウンドコンテンツの制作は重要です。

googleが提唱する質の高いコンテンツを作成するための5つのポイント


オリジナルの質の高いコンテンツがユーザーにとって最良のエクスペリエンスを提供することはここまで述べました。ではどのようにコンテンツを作成していけばいいのでしょうか?
実は以下の通り、googleは明確にその作成にあたってのポイントを5つに分けて説明しています。

ポイント1.有益で情報が豊富
例えばレストランに関するサイトを立ち上げるなら、所在地や営業時間、さらには連絡先情報、メニューの他今後のイベントを知らせるブログなどのコンテンツを掲載することができるでしょう。

ポイント2.他のサイトより価値が高くて役立つ
例えば犬のトレーニング方法を紹介する場合は、犬のトレーニングに関するウェブ上の他の記事よりも高い価値を提供したり、異なる視点から書かれた記事を掲載したりします。

ポイント3.信頼性がある
独自の調査、引用、リンク、レビュー、証言などを通じて、サイトの信頼性を示します。著者の経歴や実際の顧客からの証言などを掲載すれば、サイトの信頼性や評価を高めるのに役立ちます。

ポイント4.高品質
サイトのコンテンツはユニークで、個別で、質の高いものでなければなりません。大量生産されたコンテンツや、他の多数のサイトに委託したコンテンツは望ましくありません。コンテンツは、検索エンジンで上位に掲載されるためではなく、優れたユーザー エクスペリエンスの提供に主眼を置いて作成してください。

ポイント5.ユーザーを引き付ける
商品やチーム、作者自身の画像を追加することで、サイトに色どりやリアリティをもたらします。スペルミス、不自然な文体、事実誤認などでユーザーが不快にならないようにします。また、広告の量が多すぎることも、ユーザーが不快になる原因になります。定期的な更新、コメント ボックス、ソーシャル メディア ウィジェットを通じて交流しながら、ユーザーを引き付けます。

参考:serch consoleヘルプ「質の高いコンテンツを作成する」
https://support.google.com/webmasters/answer/6001093?hl=ja

まとめ

いかがでしたでしょうか?
ユーザーにとって求められている記事とは、
「自分にとってとても役に立つ記事」であり、
「知らなかったことが知れた記事」であり、
「自分の意思決定を後押ししてくれた記事」です。
これを意識して、文字通りの“オウンド”メディアを作成してみてください。

この記事を書いた人
浜田 友世
公立はこだて未来大学卒。エスキュービズムに新卒入社。入社後、エスキュービズム・テクノロジーにて製品サイトのデザイン、マーケティングを担当。サイト構成考案、デザイン、コーディングから、ディレクションまでを経験。現在はエスキュービズム通商のマーケティンググループにて、Webだけでなく製品のパンフレットやチラシなどのグラフィックデザインも任されている。
この記事を書いた人
早川 朋孝

上場企業へのCMS提案・導入経験が多数あり、「あかもん」の使い方を120%マスターしている。豊富な運用経験に基づくサポートに自信がある。ワードプレス、MT歴はどちらも10年を超えるがCMSの魅力は「あかもん」のほうが上と確信している。趣味は読書など。


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