2015/10/29

導入企業が急増中?近年トレンドのオウンドメディアとは

オウンドメディア

近年、オウンドメディアというWebマーケティング手法が注目されてきています。みなさんも「オウンドメディア」という言葉を頻繁に耳にするのではないでしょうか。Webマーケティングに積極的に取り組まれている企業の中にはすでにチェック済みの方も多くいらっしゃるかもしれませんが、今回は改めてオウンドメディアの概要について簡単にまとめます。 


オウンドメディアとは

オウンドメディアとは広義の意味では「自社で所有するメディア」のことを言います。

メディアとは一般的にテレビや新聞、雑誌、ラジオなどの主に企業と消費者を結びつける媒体ことであり、自社で運営している出版物やテレビチャンネル等の配信媒体を含みます。

上記のような自社の保有するメディアのうち、自社のWebメディアを立ち上げる企業が増えてきています。したがって近年頻繁に聞くようになったオウンドメディアという言葉は通常、自社の所有するWebメディアを指すことがほとんどです。

オウンドメディアは本当に流行ってる?

オウンドメディアとはそもそも、現在から3年ほど前に認知されるようになった言葉です。Googleトレンドによって検索回数の増減をみるとわかりやすいかもしれません。




こちらのグラフを見ると、2012年半ばに検索されるようになり、2015年以降急激に検索回数を伸ばしていることがわかります。

ただし実際はオウンドメディアということばが知れ渡る前にも、大手企業を中心に自社所有のメディア運営に力をいれていた企業もあったようです。

なぜオウンドメディアが広まりつつあるのか

オウンドメディアに取り組む企業が増えている背景には、以下の2つが考えられます。

・Web広告の単価高騰

・コンテンツ重視のSEOアルゴリズムの発達


業界によっては非常に顕著ですが、年々Web広告やポータルサイト掲載の単価は増加傾向にあります。したがって、独自の集客チャネルが必要性にせまられています。また、Googleのアルゴリズムも年々進化する中で、Webサイトのコンテンツを評価する仕組みが非常に発展してきています。SEO対策の一環としても、定期的なコンテンツ配信が重要視されているといえます。

これら2つの大きな業界背景にたいし、Webマーケティングを効率的に進めていくうえで、オウンドメディアという手法が評価されてきているようです。





ソーシャルメディアの登場とトリプルメディア戦略


10年ほど前にソーシャルメディアの登場以来、ユーザー同士の情報のやり取りが非常に活発に行われるようになりました。


それに伴い、「ペイドメディア」「アーンドメディア」「オウンドメディア」の3つを利用し能率的にマーケティングやブランディングを行うとする「トリプルメディア戦略」という考え方が登場します。


ペイドメディアとは自社が自らの商品を宣伝する目的で運営されるメディアにあたります。

アーンドメディアとは、ブログやSNSなどによって口コミ等を紹介するタイプのメディアを指します。

そしてオウンドメディアは独自のコンセプトをもつ自社メディアになります。


これら3つを組み合わせることによって、ソーシャル時代においても優位にマーケティングを進めることができるとされます。

オウンドメディアマーケティングに取り組む前に

オウンドメディアは今も進化を続ける新しいマーケティング手法でありますが、単に流行っているからという理由でオウンドメディアを立ち上げることはおすすめしません。オウンドメディアの運営には様々なリスクが伴います。

大きな手間と時間を要する手法であることを理解したうえで取り組む必要があります。プロジェクトが長期化する分、入念な戦略企画・スケジューリングを行いましょう。中小企業でもオウンドメディア運営が流行ってきたとはいえ、成功している企業とそうでない企業があります。入念に計画・実行するのは前提で、大きなコストかつ長期戦を強いられても戦う覚悟が必要といえるでしょう。

まとめ

オウンドメディアエンジンブログ、記念すべき第一回目はオウンドメディアについてシンプルにまとめさせていただきました。いかがでしたでしょうか。

オウンドメディアの市場はまだまだ成熟しておらず、オウンドメディアには様々な可能性がまだ眠っています。取り組む企業の増加に伴い、進化したソリューションが日々生まれてきています。正確に特性を理解した上で、ビジネスに役立つ予測がたてられるのであれば、ぜひオウンドメディア運営に取り組まれてはいかがでしょうか。

明日以降もオウンドメディアの運営に役立つ情報を定期的に配信してまいります。よろしければ次回からも御覧頂いて、ご意見等も含めてシェアいただけますと幸いです。今後共よろしくお願いいたします。
 


この記事を書いた人
浜田 友世
公立はこだて未来大学卒。エスキュービズムに新卒入社。入社後、エスキュービズム・テクノロジーにて製品サイトのデザイン、マーケティングを担当。サイト構成考案、デザイン、コーディングから、ディレクションまでを経験。現在はエスキュービズム通商のマーケティンググループにて、Webだけでなく製品のパンフレットやチラシなどのグラフィックデザインも任されている。
この記事を書いた人
早川 朋孝

上場企業へのCMS提案・導入経験が多数あり、「あかもん」の使い方を120%マスターしている。豊富な運用経験に基づくサポートに自信がある。ワードプレス、MT歴はどちらも10年を超えるがCMSの魅力は「あかもん」のほうが上と確信している。趣味は読書など。


PAGE TOP
お問い合わせはこちら

記事に関する疑問やCMSに関するご質問など、お気軽にお問い合わせください