現代では、インターネットが発達してビジネスにおいてweb戦略は欠かせないものなってきました。
その流れで、近年web戦略の主流になりつつあるコンテンツマーケティングを行おうと、オウンドメディアの構築に取り組む企業が多く出てきました。
オウンドメディアは、広告費をなるべくかけずに自社ブランディングをすることができ、お客さんを集客できるとして効果の高いものとされています。
しかし、オウンドメディアは運用すれば確実に効果を発揮する万能なものではありません。
効果のあるオウンドメディアを構築するためには重要なことがあります。
今回はその重要なものは何か見ていきたいと思います。
構築する目的
オウンドメディアを構築するにあたって1番重要なことが構築する目的です。
つまり、何のためにオウンドメディアを構築するのかという理由です。「それはwebからお客さんを集客するためだろう」と言う人がいると思いますが、そのレベルの目的は聞いていません。もっと具体的な目的ないしは理由です。
例えば、「web集客が課題だけど費用がないので広告は打てない。だけど、webからのアプローチが目的を達成するための有効な手段だとわかっているからなんとかweb集客をしたい」みたいな感じです。
オウンドメディアが流行っているから乗り遅れまいと、目的も曖昧なまま取り組みを始めるところはほとんど失敗します。
オウンドメディアはいち手段に過ぎません。ですので、本当にオウンドメディアが自社にとって有効な手段となるのかしっかりと考えてから構築しましょう。
現状の把握
目的のところと若干被ってはいますが、現状の把握も重要です。現状の把握に関しては二段階あると思っています。
一つ目は、構築する目的を明確にするための現状把握です。これは先ほど述べたように、なぜオウンドメディアを構築するのか、オウンドメディアが自社の課題解決に繋がるのか知るために行うものです。
二つ目は、オウンドメディアを構築・運用する際の自社環境はどのレベルかという現状把握です。
主に明確にしたいことは構築・運用にあたってのリソースはどれだけあるのかです。オウンドメディア構築・運用が有効な手段としても、前提として構築ができなければ意味はなしません。
よくある失敗が大きな目標を掲げてそれを成し得るオウンドメディアの企画ができたのに、構築する術がなかった、ないしは構築できたけど運用に手間がかかり過ぎて回らないなど、足元を確認しなかったが故に失敗するケースが多くあります。
ですので、どの範囲で構築・運用ができるのかしっかりとリソースを確認しましょう。その上で、構築するオウンドメディアは最適かどうか、もしくは足りない場合はどうリソース確保するかなど、今後の動き方を決めることが大切です。
コンセプト創り
オウンドメディアで成功しているケースはオウンドメディア自体のコンセプト、コンテンツの企画がしっかりと計画され作られているということが挙げられます。
反対に失敗するケースのオウンドメディアは、独自の強みや特徴がわかりづらく、何の為に運営しているのかわからなく効果も出ないということが挙げられます。これは構築する際にコンセプトをあやふやなまま取り組みを始めてしまったがために起こることです。
「どんなユーザーを集めたくて」、「どういうニーズに応えることができるのか」、「どんな想いで運営していくのか」、こういった根底にあるものを決めずに、おざなりにスタートしてしまうと一貫性が無くユーザーに伝わらないものになってしまいます。
だからそうならないためにも、オウンドメディアのコンセプト創りをしっかりと行うことが重要なんです。
まとめ
以上オウンドメディアを構築する際に重要なことを見てきましたが、いかがでしょうか。
どれも当たり前のことですが、その当たり前のことを、手を抜かずにいかできるかでオウンドメディアの良し悪しは決まってきます。
ぜひ今回の記事を参考にオウンドメディアの構築をしてもらえればと思います。