オウンドメディアという言葉はご存知でしょうか?
web業界では当たり前のように使われている言葉ですね。
しかし、1歩外に出てweb業界と接点がない場所に行くと、意外と知られていない、または理解されていないものです。
そして必ず言われるのが「ブログと何が違うんですか?」ということ。
確かにオウンドメディアと呼ばれる多くのものは、webサイト上にコンテンツと言われる「記事」を掲載している形式を取っています。なので、ブログと一緒だと思われてしまうようです。
では、オウンドメディアとブログは一体何が違うんでしょうか?
オウンドメディアとブログの定義から違いを探る
オウンドメディアとブログの違いを知るために、まずは両方ともどのような意味なのか調べてみましょう。
オウンドメディアとは、
自らが所有するメディア。企業が消費者に向けて発信するメディア。
自社発行の広報誌やパンフレット、インターネットの自社サイトなど。
ブログとは、
ウェブログ(weblog)の略で、自分の意見や感想を日記風に記して、
それに対する感想などを閲覧者が自由にコメントできる形式webサイトのこと。
定義から違いを探ると、2つオウンドメディアとブログの違いがあります。
1つ目は、オウンドメディアはブログと違いwebに限らず情報を発信する媒体であるということ。
2つ目は、オウンドメディアは消費者に向かって情報を配信するが、ブログは特定の人をターゲットとしていないということ。
言葉の定義から違いを探りましたが、何となくイメージはできましたでしょうか?
実際の違いは?
言葉の定義から2つの違いを探りましたが、実際のところはどう違うのか気になりますよね。
先に結論から言いますと、この問いに関して正確な答えを出すことは出来ません。
それもオウンドメディアの解釈は人それぞれ異なり、どれが正解なのか判断することが出来ないからです。
ただ、「オウンドメディア」と「ブログ」は一緒では無いということは言えます。
言葉の解釈に違いがあれ一緒ではないということが大前提としてあるからです。
なので、これから書かせていただくことは私の思う違いです。
それは以下の通りです。
自社のサービスや商品に関係なくユーザーやお客様(消費者)の役に立つ情報を配信し、自らの利益を上げたり、
ブランディングの強化をしたり、プロモーション目的のあるメディアがオウンドメディアで、
単純に自らのサービスや商品の情報、興味のあることをweb上で書いているだけのメディアはブログです。
つまり、特定のターゲットに向けて、役に立つ情報をプロモーション目的で配信しているメディアかどうかが、
オウンドメディアとブログの違いではないでしょうか。
まとめ
2つの違いはサービスの形式上の違いではなく、
「特定のターゲットに向けて、役に立つ情報をプロモーション目的で配信している」かどうかだと私は思っています。
ですから、ブログのサービスを使用していても上記のことが満たされていれば、
それは立派なオウンドメディアとなります。
ただ、このことがより2つの違いをわからなくさせている原因だと思います。
なので、難しく考えず「日記のように利用している」場合はそのままブログで、
「目的を持って活用している」ものはオウンドメディアと呼ぶぐらいの認識でいいと思います。