Web集客で注目を集めているオウンドメディアには、価値ある情報を発信することが集客につながるという特徴があります。しかし情報と言っても、商品や知識、ネタなど企業によって様々。今回はオウンドメディアでどんな情報を発信していけばいいか?そんなお悩みのある方へヒントになるような内容を3つにまとめみましたので参考にして頂ければ幸いです。
目次
1.何を発信すればいいのか?
2.3つのタイプ
[それぞれの意図]
[それぞれの事例]
3.まとめ
1.何を発信すればいいのか?
まず最初に、オウンドメディアを通じて情報を発信する上で必要なのが「誰」に伝えたいかを明確にする事です。性別、年齢、独身、既婚者、地域など細かく分けると多種多様ですが、突き詰めると自社の商品やサービスを利用して欲しいお客様です。ただ、競合会社が多い中、そのお客様に対してどういう切り口で、どのような内容を訴求できるかが非常に大事なのではないでしょうか。下記に大きく3つのタイプにわけてみました。
3つのタイプ
A「お悩み解決タイプ」
B「ネタ提供タイプ」
C「ブランドタイプ」
まずAの「お悩み解決タイプ」は多くの企業で取り入れられています。
このタイプはお客様が抱える身近な悩み(ex,健康の事)や問題(ex,離婚)などを解決、改善する情報が中心です。
[意図]
では、なぜお客様のお悩みや問題を解決する内容が重要なのでしょうか。それは、情報を通じてお客様の「信頼」「信用」を得る為です。インターネットは信用できない、よくわからないと思う人も少なくないと思います。そんな人でも、自分の悩みや問題を解決してくれる情報=情報を提供している会社に対して「この会社に聞いてみよう、この会社の製品を使ってみよう。」というきっかけになります。商品やサービスを最初に訴求するのではなく、この問題や悩みを解決するのはこの商品、サービスと後付けにする所がポイントです。
[事例]
・ニキビのことなら二キペディア
・東戸塚の歯医者が教える歯のブログ
次に、Bの「ネタ提供タイプ」ですが、主にIT、Web関連の会社が主に取り入れています。このタイプはお客様に興味、関心を中心に伝える情報が中心です。
スマートフォンやSNSの普及で、空いた時間にいつでも、どこでも情報が得られる時代になりました。その中でアクセス数やPV数を上げる事はSEOで重要な要素です。
[意図]
では、なぜお客様に興味、関心を中心に伝える事が大事なのでしょうか。それは、より多くのお客様にサイトを見て頂き、サイトの認知度を上げる事に繋がるからです。新聞のように幅広い情報を提供する事で「このサイトは面白い。」「また、見たい。」とファンを作るようなイメージです。一見、事業内容や商品と関係のなさそうな情報でも、それをきかけにサイトに訪れる回数や滞在時間が増えればチャンスも生まれます。
[事例]
・TABI LABO
・サイボウズ式
http://cybozushiki.cybozu.co.jp/
最後にCの「ブランドタイプ」ですが、主に大手企業が取り入れています。このタイプはお客様に商品そのもの、ブランドを直接訴求する情報が中心です。
[意図]
では、なぜお客様に商品そのもの、ブランドを伝える事が大事なのでしょうか。
それは、売りたい商品やブランドの価値を上げる見せ方ができるからです。
例えば、今後力を入れていきたい商品やサービスに付随するような情報、他のものとの比較などでより価値を見出せるような事もできます。たった1つの情報でも、「よりこの商品を知りたい。」「どこで手に入るのか。」と突破口になる事も考えられます。
[事例]
・Beauty&Co.
・UNIQLO COMMUNITY
まとめ
今回はオウンドメディアで何を発信すればいいか?に焦点をあてて3つのタイプにまとめてみました。業界や扱っている商品によって合っているタイプ、合わないタイプはあるかと思います。ただ、オウンドメディアを通じて既存のお客様、未来のお客様に対して、「いかに有益な情報を提供できるか。」これが根本にある事が重要だと思います。
変化の早いIT、Web業界で今後、どんな新しいタイプのオウンドメディアができるのか。私自身も、注目していきたいと思っています。
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