2016/08/25

悩めるWeb担当者なら抑えておきたいWeb活用に役立つ書籍9冊【短評つき】

広報・Web担当者向け早川朋孝

あなたが以下のように悩んでいるなら、ぜひ本屋で気軽手に取ってみてください。きっと勉強になります。

  1. 広報担当という理由でWeb担当者になったけど、ホームページのことはさっぱり分からない
  2. アクセスアップのためにブログを書いているけどメッセージが伝わらない
  3. 中小企業の経営者でWebを活用したいと考えている
  4. Web担当者として多少は経験があるが、さらにレベルアップしたい
  5. アクセス解析で何をすればいいかさっぱり分からない

紹介する本

  1. ウェブ担当者1年目の教科書
  2. 沈黙のWebマーケティング
  3. 経営者のためのウェブブランディングの教科書
  4. あなたの話はなぜ通じないのか
  5. 明日のプランニング
  6. Googleウェブマスターツールの教科書
  7. ウェブ分析論
  8. ユーザー中心ウェブビジネス戦略
  9. 韓非子

初級編

ウェブ担当者1年目の教科書 著者:佐野彰彦

ウェブサイトのリニューアルを外注したい。社内稟議を通したい。などなどタイトル通りのウェブ担当者1年目の人が読むのにぴったりの内容。中小企業のウェブ運用に関する話題を広く扱っており、本当に困っているなら熟読に値する本。優しく語るような文体なので、気軽に読めます。

該当する悩み:1

沈黙のWebマーケティング 著者:松尾茂起、上野高史

SNSをどう活用するか、コーポレートサイトを通して引き合いを増やしたい、ECサイトの売り上げを上げたいなど、Webマーケティングに関する内容。漫画を交えて読みやすくしてあるので飽きずに一気に読めます。読みやすい反面、大事なところを一気に読んでしまってはもったいない。ちゃんと内容を理解して身に着くまで、付箋をつかいながら何度でも読むといいでしょう。

該当する悩み:2、3、4

経営者のためのウェブブランディングの教科書 著者:佐野彰彦

「ウェブ担当者1年目の教科書」と同じ著者。どうすればコーポレートサイトを使って会社のブランディングができるか、採用サイトを充実させるにはどうすればいいかなど、中小企業の経営者やある程度経験を積んだWeb担当者に向けての実践的な内容が書かれています。

該当する悩み:3、4

あなたの話はなぜ通じないのか 著者:山田ズーニー

メッセージが伝わらないと悩んでいる方、必読、熟読です。ホームページにどんなメッセージを掲載するか、どんなブログを書けばいいか、SNSをどう運用するか、優秀な人材を確保したいなど、色々なことに応用できます。

該当する悩み:2、3

明日のプランニング 伝わらない時代の「伝わる」方法 著者:佐藤尚之

さとなおこと佐藤尚之氏による「明日の〜」シリーズ3作目。広告が見てもらえないのは情報が氾濫しているから、という世の中の状況の説明から始まり、ではそういう状況でどうすべきか?を分かりやすく説明してあります。熟読に値する名著です。マーケティングに関して、コトラーやドラッカーを無理して読む必要はありません。まずはこの本を手にとってみてください。

該当する悩み:2、3

中・上級編

Googleウェブマスターツールの教科書 大本あかね、菊池崇

こちらは今はsearch Consoleという名前のGoogle公式のWebツール。SEOとか、モバイルファースト、アクセス解析などの実践的・具体的な方法が書かれています。Web担当者としてGoogleとどう付き合えばいいかを真剣に考えたい人にぴったり。かなりテクニカルなので「htmlって何?」というレベルの人では読めないです。

該当する悩み:4、5

ウェブ分析論 著者:小川卓

アクセス解析についての古典ともいうべき書籍。Google AnalyticsはPVの増減しが見ていない、というような人にぴったり。そういう人が本書を読むと、きっと目から鱗です。アクセス解析に関する基本的な考え方から分析の仕方、レポートの作成方法まで盛りだくさん。アクセス解析をする人ならパソコンの横に常に置いておきたい1冊です。

該当する悩み:4、5

ユーザー中心ウェブビジネス戦略 著者:武井由紀子、三木順哉

Web担当者というより、Web制作に直接携わる人におすすめの本です。しかし、受注したWeb制作会社が発注元のWeb担当者がこの本の内容に精通していたら、レベルが低いと太刀打ちできないです。今まで何度もウェブサイトのリニューアルをしてきたのに、どうも成果が上がらないとお悩みなら、必読です。

該当する悩み:2、3、4

韓非子

最後に中国の古典を紹介します。Web担当者だからとWebの本ばかり読んでいては偏ります。古典には昔からの多くの人の悩みを打開する力があります。思わぬヒントに出会うかもしれません。韓非子は岩波文庫で全4冊なので重く感じるかもしれませんが、翻訳された部分だけを読めば気軽に読めます。編も分かれているので一気に読む必要がありません。たまには古典もいいですよ。

該当する悩み:2

この記事を書いた人
浜田 友世
公立はこだて未来大学卒。エスキュービズムに新卒入社。入社後、エスキュービズム・テクノロジーにて製品サイトのデザイン、マーケティングを担当。サイト構成考案、デザイン、コーディングから、ディレクションまでを経験。現在はエスキュービズム通商のマーケティンググループにて、Webだけでなく製品のパンフレットやチラシなどのグラフィックデザインも任されている。
この記事を書いた人
早川 朋孝

上場企業へのCMS提案・導入経験が多数あり、「あかもん」の使い方を120%マスターしている。豊富な運用経験に基づくサポートに自信がある。ワードプレス、MT歴はどちらも10年を超えるがCMSの魅力は「あかもん」のほうが上と確信している。趣味は読書など。


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